watari開発 – Advent201919 –

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stage19: プロトタイプと私

非常に申し訳ないのだが、今日は忘年会というアドベントカレンダーの大敵の登場だ。なので作業をしている時間がまったくない。

ということで、エモい話v3を書いて今日はおしまいということにしておこう。

プロトタイピング

プロトタイピングというワードをご存知だろうか。プロトタイピングというのはハリボテを簡単に作って、仮のユーザーや同僚・友人に使ってもらってフィードバックをもらったり、デザインをエンジニアとデザイナで共用したりする手法やツールに対して使われる。

ツールとしてはadobe xdやらsketch、最近だとfigmaとかがある。

使ってみると

最近の仕事だとほぼ100%の確率で上記のいずれかが採用されている。もちろん自分で作るアプリにも使ってデザインをしていたりすることもある。プロトタイピングっぽく作ったやつをiPhoneに転送して、こんなの作ってるんだけどどう思う?みたいなことをやったこともある。

コードを書きながら調整するよりも圧倒的に早く、デザインがあるとフロントエンドコーディングが恐ろしく楽になる。向かっている先がわかっている状態というのは作業のブレを軽減してくれるのだ。

しかし、

利点も多いが、デザインツール以外の使い方がまだまだ微妙だと私は感じている。

というのも友人達への見せ方の問題なのか、このプロトタイピングで作ったものを見せてもなんとなーく反応が微妙だったり、めちゃめちゃ説明しないといけなかったり、機能不足の部分が露呈して作るものが異常に増えたりする。(それがサービスがサービスとして成り立つための必要最低限と言われればそれまでなのだが)

あと、それっぽいのではあるのだが、どうしても静的な動きの連結なので動的なコンテンツが来る感じとか、他apiと連動する感じとかどうしても表しにくい。試しにテキスト投稿をーとかやろうとしてもそれが反映されたものをプロトタイピングで作るのはできないし。

見た目の美しさや、動線設計を考えたりするのは良い。
すなわち既に作るもの、満たしたい要望、解決したい課題、解決するための手法、かなりプロダクトの作成フローの後半戦に役に立つようなイメージがある。

これを使って、本当に課題が解決できるのか、もしくはそこに課題があるのかどうかを発掘するというのはとても難しいように思える。企業だとこういったツールを使ってRPGというか配役を決めて劇のようなものをして実際の運用を確かめてみるとかいう話も聞いたことがあるがなんとも寒々しいというか「プロダクトアウトのものを自分たちの世界の中の最適解として用いる」という域を脱することはなんとも難しいものだなと思う。

私との関係性

ということで、こういったツールをデザインの補助(もしくはメイン)として使うこと以外は考えていない。プロトタイピングよりもまずは最低限動くものを作ってみて人に渡してみるというのが大切なような気がする。

もう一つ別な要因としては「自分自身がDeveloperである」ということだ。自分で開発できてコストもかかからない。これが外注とかになると話は変わるが幸か不幸か自分でものを作ることができる。かなり大きめな時間を使って当たるか当たらないかを探りながら作るものを決めて、大丈夫そうと思えるものを作り始める。というよりはむしろ作って投げて作って投げてをひたすらに繰り返す方が自分の最適解な気がする。

ということで頑張って作っていこう。という何も変わらない結論。

参考として

いろんな本を読んでは見たが、いろんな人がいろんなことを言う。

「done, better than perfect」やら「10個作ってダメだったら20個作るんだよ」とか、自分にはそういう世界の方があっている気がする。変に調整したり、うまいこといくように力を加えるのではなく、ただひたすらにアウトプットして、軽く振り返って、続けたければ続けて、ダメなら保留して別なものを作って。という風にすればいいじゃないか。と思う。

次回

明日も飲み会だけど3時間くらい時間作れそうなので画像を撮影 > 投稿を順次作っていくことにしよう。