watari開発 – Advent201916 –
stage16: 作りながら考えていること
画像投稿を作り始めようと思ったが、機能が一つ出来上がって切りがいいので今日は少しエモい話。
頭にもやっとしているキーワードを先に並べる。「誰のために」「プロダクトアウトとマーケットイン」「リーンとそれ以外」「この先の未来」。個別に掘り下げて頭の整理をしていこう。
誰のために
このアプリは誰のために作っているのだろう。
もちろん自分のためである。
心根からそう言っているのか。
難しい。そうあるべきと思っている自分が半分くらいいるのも事実。
自分にとって価値のあるものを自分の手で作りたい。
YES。ただ自分の欲とか苦しみの理解というのはとても難しい。人を助けている方が明示的で楽だ。なぜなら「困っていることを伝える」という自分が難しいと思っている部分の責務を相手に押し付けられるからだ。
なぜ自分の手で。なのか。
称賛されたい?あるかもしれない。
利益独占?あるかもしれない。
その割には大分遠いところから責めている気もするなぁ。
虫のいい話だが、いい評価されたいけど悪い評価されたくない。
というのが大分根底ありそうだ。否定されたくないのは当然だろう。
プロダクトアウトとマーケットイン
このアプリは100%プロダクトアウトだ。実は自分の苦しみ。とかいいながらもマーケットインではない気がする。こんな機能が欲しいな。という進め方をしているわけではないが、苦しみの理解がまだまだ浅い。
もしかすると最終的には自活するため(自分でモノを作って出し続けて生活する)、発明家というか自営農家みたいなモノになりたいのかもしれない。
農家やコンサルと違って難しいなと思うのは、時間をかけているものが世の中的に必要なものなのかの確証がないからだ。農家はもちろん大変なところはあるものの、食べるものというのは必要なのは間違いない。コンサルも営業はとても大変かもしれないが、困っている人からの相談なのだから必要なのだろう。200時間以上かけて作ったプロダクトが全然使われないとか、2年かけて作ったゲームが半年でクローズとかこの界隈だとなぜかよくある話。
でも、残念ながら作り続けて出し続けることが好きでやりたいからやっているのだ。(その過程で得た知識を企業で使うことで生きる糧を得ている)
もしかするとJAみたいに、一定水準のアプリを作ったらある程度の固定費でどっかの企業が自動的に買い取ってくれるようなプラットフォームとかの方が最も自分の苦しみを解決する何か。なのかもしれない。そうすればひたすら思いついたものを好きな時間に作り続ければ良い世界になる。
リーンとそれ以外
リーンという手法がある。最近だと積極的に聞かなくなったような気がするが、「提供する価値の検証」を先に行い「美しい解決策」は後で作る。みたいな考え方とそのノウハウ。
いい考えだし嫌いではない。ただ、そもそもそこでやり始めたことを自分への負荷が低い状態で続ける。必要がある。歯を食いしばってーとか、起業当初は死ぬほど働いたよー。とか、その先に何があるとその人たちは頑張れるんだろう。不思議である。人の幸福感・充実感は人それぞれなので、会社を大きくしたり、大金を稼いだり、IPOしたりとか好きな人はやっていくのだろうなという気はするが。
個人的にはさらっと始めたことが、実は楽しくて続けられる。ようになるといいなと思っている。それが楽しくて楽しくて仕方ない。みたいな。今のところコーディングと旅行くらいしか見つけられていない。だからその二つを足し合わせて(というかこれからやる長野プロジェクトとかも足していって)、「小さい楽しくて仕方ない」の掛け算をしていく。
この先の未来
娘がいる。もう20だ。お手伝いに行っている会社の若い人たちと比べても4,5歳の違いしかない。毎日YouTubeをみて、アルバイトをして、たまにレッスンに行き、の繰り返し。ITは人の時間の使い方を変えた。良くも悪くも。いつでもどこでも無限のリソース、メディアにアクセスできる。自制心のない場合、ひたすらのめり込む。アニメとかゲームとかに。娯楽として見れば私の旅となんら変わらないし、人が何を好むのかとか別にどうでもいいのだが、これに対する違和感はなんなんだろう。言語化がうまくできない。
ただ、この先の最終地点はもっと楽しいものであって、無限のリソースから垂れ流れてくるものをただ食いまくる日々ではないことを願うし、提供や作ることによる楽しみを覚えて何かを提供できるようになり、たまにうまいもの食べて仲の良い友人たちと話をし、たまにはみたことのないものを直に見に行くような体験をし、終わりの時に「20歳の時から何も変わってないやん」と思わないような日々を過ごしてもらいたいものだ。
と自分自身に対しても言い続けながら、自分にとって楽しいと思うものを外の世界に提供できるアプリ => サービス => 会社にしよう。
次回は
画像投稿の機能を作ろう。
- 前の記事
watari開発 – Advent201915 – 2019.12.15
- 次の記事
watari開発 – Advent201917 – 2019.12.17