OS自作入門 -Advent37-
Step12 外部割込みを実装する ようやく最終stepにきた。長い道のりだった。最後のテーマは外部割込み。シリアルから1文字受信割込みと、コマンド応答スレッドを作成する。 割込みとスレッド step6とstep8で利用したgets()はビジーループによりシリアルの受信待ちをしている。そのため常にC […]
未知との出会いとワクワクを。
Step12 外部割込みを実装する ようやく最終stepにきた。長い道のりだった。最後のテーマは外部割込み。シリアルから1文字受信割込みと、コマンド応答スレッドを作成する。 割込みとスレッド step6とstep8で利用したgets()はビジーループによりシリアルの受信待ちをしている。そのため常にC […]
Step11 タスク間通信を実装する これまでのstepでアプリケーション・プログラムをスレッドとして並行動作させ、メモリ管理を行なってきた。今回はこのスレッド間での情報のやり取りを実現するためにタスク間通信を実装していく。 タスク間通信 組込みOSでは、高速性やリアルタイム性の観点から、デバイス・ […]
Step10 OSのメモリ管理 OSの役割 コンピュータの資源を管理し、複数のタスクに効率的に割り当てること と言えるだろう。 KOZOSでは処理をタスクとして分割するためにスレッドという仕組みを用意した。スレッドの実行時間は CPU時間 という資源を割り当てていることになる。 コンピューターの3大 […]
Step9 優先度スケジューリング 延長戦 kozosファイルの修正が終わったのでシステムコールの追加を行なっていく。 システム・コールの追加 syscall.hの修正では、kozosファイルで利用していた構造体の定義を追加したり、kz_run()のパラメータに優先度を渡せるように修正を行う。 sy […]
Step9 優先度スケジューリング 後半戦 step8の前半戦でラウンドロビン方式から優先度スレッドにする必要がある。というのを理解した。またアイドル・スレッドというのを何も処理がない時(優先度が最も低い状態の処理として)実装するのが必要そうである。 さっそくやっていこう。 優先度の実装 以下のファ […]
Step9 優先度スケジューリング 前半戦 step8にてスレッドの実装が完了した。これまでの方式は「ラウンドロビン方式」でありキューを使ったFIFOの仕組みで動作している。これを優先度をつけたスレッドにして優先度順にスレッドを実行するようにしていこう。 優先度ベースのスケジューリング スレッドのス […]
Step8 スレッドを実装する 最終戦 引き続き残りのスレッド管理周りを実装していくことにしよう。 OSの実装(続き) 組み込みハンドラの登録 kozos.cの続きに組込みハンドラを実装していく。KOZOSはソフトウェア・割込みベクタに対するハンドラをhandlers[]という配列に持っており、割込 […]
Step8 スレッドを実装する 延長戦 Step8 後半戦から実装を進めており、OS本体の実装から再開する。スレッド管理とシステムコールの受付、割込み処理を行なっていくことになる。 OSの実装 スレッド管理 作成したkozos.cを置いておく。 簡単に説明を加えていくと、まず3つの構造体が定義されて […]
Step8 スレッドを実装する 後半戦 Step8 前半戦でスレッドのアレコレを学んだ。ビジーループでポーリング的な処理を行うと、処理が止まってしまったり、他のアプリケーションの動きを考慮した実装を行わないといけなくなるためよろしくない。そこで割込みドリブンでCPUが各処理に割り当てられて実行される […]
Step8 スレッドを実装する 前半戦 さて、今日からスレッドの実装を行う。これまでは確かに1プロセスで動作しており、複数個の処理を並行して実行することはできないようになっている。これだとちょっと待ちがありすぎて実際には使いもんにならん。ということでスレッドを実装する話。合わせて「システム・コール」 […]