The Sense Of Purpose.
それは今の世代の世界への向き合い方のようだった
私はいろんなものに影響を受けることが多いということを先に記載しておこう。数年前のスティーブ・ジョブズのスピーチだったり(今度これもブログに書こう)、ビジョナリーカンパニーであったり、ZeroToOneであったり、まぁいろいろだ。
さて、今の世代の多くの人は何らかの「目的」を持って日々を送っている、もしくは何か「目的」が欲しいと思いつつ生活しているのだろう。私もすべからくそんな世代の一人であるように思う。だから何をやるのか決めてもいないのにいきなり会社を作り変えたり、違うと思ったら速攻辞めたりする。
多くのものが自動化されたり機械化されていて、以前に比べてめんどくさいなと思うことはどんどん減っていき、家から出なくても本は届くし、2,3分歩けばコンビニもある。ただ生きるだけなら別になんてこともなさそうだ。だから別なところで「目的」やら「やりがい」を見つけないと生きる屍と呼ぶ以外の何者でもない。しかも仕事上はテクノロジーの最先端という訳ではないがある程度足の速い業界にいて、他の業界に比べるとfacebookやgoogleも僅かながら近いような感覚があり、世の中はすごい速さで進歩していて一人の脳じゃキャッチアップなんて到底不可能そうで、落ち着いて「目的」とか探している余裕はない人も多そうだ。
そんな中で拠り所を探している人のために「目的感」を作らなくちゃいけない。と言っている。「目的感」という日本語が難しいが"Sense Of Purpose"という英語である。「目的」それ自体ではなく、「目的感」。それは自分以上の大きな存在の一部だと感じることができて、自分が必要とされていて、輝かしい未来のために日々努力を続けられる。大いなる「目的」の中にいる「感じ」を作り出すことという理解をした。自分の中では「大志」とか「大義」とかの表現に似ている。
最近読んだビジョナリーカンパニーにも似たような記載があった。確かそれは「情熱」と表現されていた。企業の中の全員が「情熱」を持ち取り組める事業に絞るという文脈があった。その中に属すれば(もちろん全員が適格者であるという訳ではないが)、中の人は圧倒的なパワーと個人での適格な集中と選択を行えるという話だった。
自分だけではない、他の人が「人生の目標」も持てるようにしていかなくてはいけないのかもしれない。ここ最近だと身の回りでは良くWill(意思)という表現を耳にする。しかし、自分自身は現時点であまり強いWillを持っていない。だから少しずつ始めようと決めて嫁に手伝ってもらっている。
The Greatest Successes come from having the freedom to fail.
多くのスタートアップが失敗する。10年以上続く会社は5%にも満たない。そんな話は良く聞く。
ではそこで諦めるのか。チャレンジして失敗したら二度と社会復帰ができないのか。確率的には失敗するからやらないのか。失敗したら経済的な余裕がなくなる人もいるだろう。それはとても残念でならない。私は色々やってきたけど幸福にも今はまだ無事に生かしてもらっている。いろんな人によって。
成功する確率が5%なら20回くらい挑戦すれば成功する、多分、きっと、そう信じている。自分ではトライする回数しかおそらく制御ができないから。マークザッカーバーグだってfacebookは一番最初のプロダクトではないと言っている、JKローリングだってハリーポッターを出版するまでに12回もリジェクトされている、ビヨンセだって"Halo"の前には100個以上曲を作っている。
「失敗する自由」が大きな成功を生み出す。そんな自由がまだ許されているし、他の人に比べたらとても恵まれた状況にもいるなーと改めて感じた。
ローカルコミュニティ
「目的を一緒に目指してくれる人」がいて、「目的を作る人」がいて、何か大きなものが出来上がっていく。なんか良さそうな未来ではある。
自分の生きているコミュニティで良い実感がない限りは、他のコミュニティを考える余裕はない。自分が一人じゃないことが分かれば強くなることができて、自分の可能性を広げることができる。始まりは小さな変化だが、コミュニティを作り、ありとあらゆる人と繋がって目的を感じれられる世の中を創ることが、大きな課題をクリアしていく力になるだろう。とマークザッカーバーグは言っている。
嫁は私とは違って地域創生とかローカルコミュニティに参加するのが好きらしい。私をいろんな人と会わせてくれて様々な話を聞かせてもらう。私は気質なのかあまり外に出ようとしない。本読んだり、家でモノ作っていた方がなんか楽だからだ。だが、こうやっていろんな所に連れ出されるようになるとまた何か違った変化があるのだろう。と願う。
人と繋がることは私にはきっと怖いことなのだろう。だから信頼のある筋(だれかから繋げてもらったり)したところじゃないとあんまり上手く交流できない。まぁ私はそんな人間であるという理解はしているが、なんかもやっとするところもある、、、と思うということはきっともっと上手く繋がりたい。と思っているのだろうな。
なので、このスピーチは私にとっては勇気の話。
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