watari開発 – Advent201905 –
stage5: 機能リスト
開発に着手する前に何を作るのかフワッと決めておこう。
大きな仕事であれば、「フワッとデザイン」から「シッカリデザイン」に落とし込んでその中で機能を詰めていったり(トップダウン的なアプローチ)、困っているところから着手して最後に画面を当て込む(ボトムアップ的なアプローチ)がある。もちろん、人数がいれば両方から攻めることもあるだろう。
前々回以下のようなラフスケッチを行ったが、
いったんデザインはこれでOK。
ということにしておこう。
というのも、「その機能を使うのかどうか」というのを先に検証したいからだ。そうじゃないと「無駄に作り込んだ挙句使いませんでした。」みたいな感じになると困るからだ。また、デザインもフロントコーディングも機能の前に作ると時間だけかかって真価がわからなくなってしまったり、一度着手してしまうと「きれいに仕上げたものを破壊しなくてはいけない」というサンクコストに引っ張られて変更や破棄が遅くなるのも避けたい。
これらの理由から、「機能を使った体験が先、デザインが後」とする。デザインはアプリ全体にかかる統合、ユーザビリティ、ブランディングあたりで力を発揮してもらうことになるだろう。
今は機能もなにもないので、どんな機能を作るのかのリストアップをしていこう。
機能1: twitter + fb連動テキスト投稿機能
テキストを投稿できるようにしよう。無限に。一度の旅の最中に何度もアプリ内に投稿を行い、その際に一緒にtwitterやfbに投稿する(できるのか知らないけど)
なんか既にこれだけで1週間くらいかかりそうなんだけど、、、調べ物の方が多そうな予感。あまりfbとかtwitterの投稿apiとか知らない。。。
ここで出来上がるイメージは
ダナンにいくんダナーン <= タイトル
空港着!暑い!! <= twitterにも投稿している
ホテルがきれいで飯もうまい <= fbにも投稿している
+ <= 追加ボタン
こんな感じ。
機能2: 写真撮影機能
テキスト投稿できるなら写真も投稿したいじゃん。とりあえず加工とかは無しで、撮った画像をその場で投稿する。という機能。もちろん同様にfbやtwitterにも同時に送信する。
ここで出来上がるイメージは
ダナンにいくんダナーン <= タイトル
□□□
□□□
□□□ <= 画像
+ + <= 画像追加ボタン
こんな感じ
機能3: 動画撮影機能
写真投稿したら動画も投稿したいじゃん。ということで尺は10秒。動画を投稿できるようにしよう。
ここで出来上がるイメージは
ダナンにいくんダナーン <= タイトル
■■■
■■■
■■■ <= 動画
+ + + <= 動画追加ボタン
こんな感じ。
他にもあるけど
機能アイデアはこのレベルだとたくさん出てくると思う。画像は加工したいし、動画も何かしら手を入れたい、予約投稿とかwifiつながった時だけ投稿とか、exif撮りたいとかGPS情報の共有とか、読者登録とか、閲覧数とか拍手的な機能とか、おみやげリクエスト機能とかも面白い、広告も同時に投稿するとか。まぁいろいろあるだろう。
しかし、兎にも角にも枝葉のような機能や価値は「使うかもなー」な機能であり、「普通に使うわ」っていうものではない。なのでここでは新しい機能アイデアが出るたびに
- どうすれば高速で投稿ができるのだろう
- どうすれば情報を正確に(明確に)伝えることができるのだろう
- どうすれば「楽しさ」を伝えられるんだろう。
- 注意や興味を喚起するのはどうしたらいいんだろう。
- 5秒でもいいから目を止めてもらうには。
といった観点からすり合わせをする必要がある。ちょっとずつ足りない機能を作りながら、作りすぎたら破棄しつつ進めていこう。
最後に私が好きな言葉を。
「事業を発展させるためには次期プロダクトで何を実現しなければならないのか?」を考え、ユーザーに最も価値のある機能を作れ。
- ソフトウェアファースト -
次は
何を使ってこの機能を作るのか。
を検討してみる。
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